第1回:マンモグラフィとは
Q1. マンモグラフィ検査を教えてください
マンモグラフィは、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影を使用した、乳がんを診断する方法のひとつです。石灰化や乳腺の全体像をとらえやすいという特長があります。乳房超音波などもありますが、個人の状態により、より適切な検査が異なります。
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Q2. 撮影方法は?
乳房を挟みながら圧迫します。上下方向から1枚、左右方向から1枚撮影します。圧迫しても乳房の中のがんが飛び散るようなことはありません。
Q3. 圧迫は必要ですか?
乳房を圧迫しながら薄く均等に広げることで、少ないレントゲンの量で乳房の中をより鮮明に見ることができます。圧迫が少ないと厚みが出て、また、重なってしまいますと、しこりと間違う可能性があります。
Q4. 痛みはありますか?
人によっては、挟むことにより、痛みを感じる方もいらっしゃいます。
Q5. 放射線(レントゲン)撮影って人体に影響あるの?
マンモグラフィ撮影の放射線量は、人体に影響はほとんどありません。
マンモグラフィで受ける放射線の量(1〜3ミリグレイ*)は妊婦のお腹の中の胎児が、(奇形などの)影響を受ける量(100ミリグレイ)に比べると、はるかに少ない量ですし乳房はお腹から離れているので、さらに影響は少なくなります。
*1ミリグレイ(mGy)=0.001グレイ(Gy)
Q6. 撮影でわかることを教えてください。
触ってもわからない早期の小さな乳がんや、しこりを作らない乳がんなどがわかります。白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。良性のものも見つかります。
Q7. マンモグラフィ検査は目安としてどのくらいの頻度で受ければよいですか?
マンモグラフィ検査は、できれば視触診と併せて最低2年に1度、できれば1年に1度受けるようにしましょう。