河田 百合子

くぼじまクリニック 管理栄養士
河田 百合子(かわだ ゆりこ)
河田 百合子

Q1. お仕事の内容を教えてください。

2019年4月から当クリニックにまいりました。普段は、外来や透析の患者様の異常値がある場合、先生からオーダーをいただき、栄養食事指導を行います。
患者様は長年食べ慣れてきたものがあります。それをどのように変えていけば数値の状態が良くなるかをお伝えします。「数値が良くなれば体がらくになります」と、患者様目線に立って、丁寧に指導させていただくよう心がけております。
例えば「薄味と一言で言いますが、どのようにしたらよいのでしょうか?」という質問に対して、全部の素材が薄いと美味しくないですよね? 従って材料の組み合わせをアドバイスさせていただきます。
腎臓病の患者様は「顆粒だし」の塩分でも重大でありますので「無塩のだし」など紹介したり、「こんな材料・調味料ものもありますよ」と紹介します。私はスーパーマーケットに行くと結構長くなります。「新しい野菜やこんな加工食品があるのだな」と発見があります。
たとえば、リン、カリウムの少ない食品を選ばなくてはならない患者様には、パックに入っているカット野菜は、「カリウム」の量が少ないことや、「リン、カリウムの含有量の少ないハムやウインナー」など紹介したりしています。

Q2. このお仕事を選ばれた理由を教えてください。

私は料理が大好きですので、管理栄養士になりました。
また母から「女性はこれから独り立ちできるよう資格を見につけて生きていけるように」と助言されました。それも理由の一つです。

Q3. 仕事のやりがいやむずかしさなどはありますか?

患者様が帰る時に、「アドバイスしてもらったあの料理、やってみるね」などを言って下さるのが嬉しいです。
「やろう」という気になってくれたり、「この前はありがとう」と言って下さるのがすごく嬉しいです。疑問に思っていることを「聞いてもらえる」というのも患者様にとっては治療になるのかな、と思います。

Q4. 心がけていることはありますか?

先生には聞けないちょっとした不安なども話していただけることが大切だと思っております。その中から先生に伝えなくてはならない内容を精査して先生への橋渡しをしたりします。
難しいことは、自分の言葉で左右されるので、間違ったことを伝えられないということに気を配っています。

Q5. ご自身が健康上で気を付けていらっしゃることはありますか?

好きなものを食べて好きなことをしています。ストレスをためないことです。

Q6. これからの目標について教えてください

入院施設がありますので、食事の内容を見させていただき、充実させたいです。
野原医師の目指していらっしゃる「未病」に一躍をかえたらなと思っています。そして糖尿病チームなどを作って、看護師さんや理学療法士さん、検査技師さんとも連携し、「チーム医療」を実践していきたいです。